ベーカリーは罪深い/J・B・スタンリー
ベーカリーは罪深い ダイエット・クラブ1 (ランダムハウス講談社文庫 ス 5-1)
- 作者: J B スタンリー,武藤崇恵
- 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
- 発売日: 2009/06/10
- メディア: 文庫
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125キロ。それは美容に悪いというより、すでに健康に支障が出る体重ではないだろうか。
みずからの体重に思い悩む五人、通称<デブ・ファイブ>がアメリカ、ヴァージニア州の田舎町で、ダイエットに励みつつも、素人探偵に精を出す「ダイエット・クラブ」のシリーズ第一巻である。
ランダムハウス講談社から出版されている食べ物絡みのコージー・ミステリの典型的な作品で(例によって例のごとくレシピもあるよ)、他のランダムハウス講談社のコージー・ミステリと同様、このジャンルのファンならそこそこ楽しめる。メインの登場人物がほとんど肥満体というところが特徴だろうか。それ以外はちょっと個性に乏しい。
敬愛するベーカリーで殺人事件が発生、メンバーはダイエットと口にしながらも、事あるごとにものをつまみながら、調査に乗り出す。これでダイエットと言えるのか。
<デブ・ファイブ>のメンバーではないが、双子の図書館員がいい味を出していた。