視覚の魔術 だまし絵 その1
アルチンボルド (ニューベーシック) (タッシェン・ニューベーシック・アート・シリーズ)
- 作者: ヴェルナー・クリ-ゲスコルテ
- 出版社/メーカー: タッシェン
- 発売日: 2001/06/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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以前より念願だった、名古屋市美術館で行われている「視覚の魔術 だまし絵」展を見に行ってきた。
http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2009/damashie/
良かった。すごく混んでいて、回るにはちょっと苦労したけれど、見て良かった。タイトル通り、見るものの目を眩ます絵画ばかり、集められている。海外のものもあれば、日本のものもあった。海外のものはアルチンボルドやヘイスブレヒツの作品、日本のものは河鍋暁斎や歌川国芳のものが展示されていた(日本の作品は、日によって展示物が違うとのこと)
HPを見れば、真先に目に飛び込むジュゼッぺ・アルチンボルド『ウェルトゥムヌス(ルドルフ二世)』の現物も見た。前述のURLを押せばすぐに目に入る肖像画でもある。「気持ち悪いけれど可愛いよね」と近くにいた若いカップルが語っていたが、その通り。ルドルフ二世は、皆川博子の傑作『聖餐城』にもちらりと顔を出す王様だが、いかに目出度い意味があるとは言え、こんな奇妙な肖像画を受け取った(それも気に入っていたらしい)とは、寛容なお方である。
ジュゼッぺ・アルチンボルドのWikipediaはこちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%BC%E3%83%83%E3%83%9A%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%89
『四大元素<水>』もあった。果実や野菜や草花でできた『ウェルトゥムヌス(ルドルフ二世)』と似ており、こちらは海産物や真珠などでのみ構成された人物画だ。
- 作者: 皆川博子
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/04/20
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