ワナオトコ/マーカス・ダンスタン監督
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- 発売日: 2010/09/23
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脚本を監督であるマーカス・ダンスタン本人と、もう一人パトリック・メルトンが書いているのだが、この二人はかの「ソウ」シリーズでも活躍している脚本家コンビである。
相当グロテスクで、そしてへんてりこんな映画である。残虐描写におののきつつも、思わず「なんでやねん」と関西弁でつっこみたくなるところがいくつもある。
前科持ちの内装業者アーキンは、元妻の借金を返すため、仕事を請け負っていた宝石ブローカーの屋敷へと忍び込んだ。家族は旅行でいないはずだった。だが、彼は家の主がいとも無残な姿で転がっているところを発見した。
アーキン以外にも、屋敷に侵入しているものがいる。しかもその男、ワナオトコは、豪邸をトラップだらけの悪夢の家へと変えたのだ(このトラップへの執着心そのものが相当におかしい。それに、いつの間にここまで用意したんだ?そんな時間あったか?)
気を抜けば刃が飛んでくる、薬品に身体を溶かされる家から、アーキンは無事に脱出できるのか。トラップで死亡しなくとも、ワナオトコ本人に捕まったのなら、必ず凄惨な拷問を受けることになるのだ。
結末はほぼ予想通りのところへと落ち着くのだが、それまでかなりうまくサスペンスを持続させている。スプラッター描写に耐性があるのならば、お勧め。よくまとまった、ちょっといいホラー映画である。
これって絶対『ワナオトコ2』に続くんだろうな。