着信アリ/三池崇史監督
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2004/08/06
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タイトルだけは知っていたものの、これまで見たことのなかった映画。良くも悪くもまあまあといったところ。面白いと言えば面白いが、「見るものを怖がらせよう」という意気込みがしばしば斜めに飛んでいて、笑っていいのか、恐怖していいのか、分からないときがあった(ホラー映画にはままあることである)
女子大生、由美の周囲で友人達が死んでいく。彼らの携帯電話には、自分の死に際の音声が録音されている……その日時さえ。しかも発信者は自分自身の携帯電話の番号だ。この法則性を知り、同様の着信があった友人を守ろうと由美はあがく。
由美の協力者は、葬儀屋に勤める山下という青年だ。彼の妹は、由美の周囲の人間と同じよう、自分自身から死の予告を受け、その予告通りに生命を失った。
由美と山下は調査の結果、呪いの根源にはある母娘が関わっていたのではないかと推測する。あるシングルマザーが、幼い二人の娘を虐待していたらしい。娘のうちの一人は見殺しにされたかもしれない状態で亡くなり、その妹は施設に預けられ、母親本人は失踪している。
すべての演出が成功しているとは言い難いし、突っ込みたいところも山ほどある(「なんで、あんな危険な時間帯に、わざわざあんな危険なところに足を踏み入れるの?」がその一つ)が、見るものへのサービス精神は十分に感じ取ることができた。あの不気味な結末もいい。
シリーズ全部見るぞ。
- 作者: 秋元康
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/11
- メディア: 文庫
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