ホワット・ライズ・ビニース/ロバート・ゼメキス監督
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
- 発売日: 2007/07/27
- メディア: DVD
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ものすごくつまらないわけではない。ややつまらない程度である。
もっともこのつまらなさは、百三十分という尺の長さが大いに関係していることだろう。もう少し短ければ、冗長さが消えたはず。特に前半は展開の速度が遅く、退屈だった。
郊外の、静かな湖畔に佇む白亜の家。社会的地位のある優しい夫。クレアは、娘を大学生になった娘が寮に入ったことで淋しさを感じていたが、おおもと今の生活に満足していた、夫婦喧嘩を繰り返す隣の夫妻に関心を持つまでは。
そう、新たな隣人となった夫婦は、派手な喧嘩を繰り返していた。そしてある日、妻は消え、クレアの家には女の亡霊……クレアがそう信じるもの……が出没するようになつた。クレアは隣家の妻が殺されと信じ、それこそ憑かれたように隣家のことを探るようになる。仕事にのめり込む学者の夫は幽霊話を信じず、また常軌を逸しかけているクレアの言動を諌めるようになった。
ありふれたストーリー展開、ありふれたオチではあるのだが、「同じお話でも、もう少し面白くすることはできたよな」という惜しさを感じさせる作品。どうでもいいが、ネタバレという観点で考えたとき、最悪のキャッチコピーがついている。