ピラニア/アレクサンドル・アジャ監督
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アホい!
エロい!
えげつない!
この三つで大体内容を語ったような気がするが、クライマックスの大量殺戮のシーンの迫力に触れると、「それだけで終わらせていいのか」という気持ちになる。しかし、某登場人物の死に方と最期の台詞を聞くと「やっぱり、それでいいかも」という気持ちになる。
それにしても『スタンド・バイ・ミー』の彼がこんな役を。
それにしても『スタンド・バイ・ミー』の彼がこんな役を……(泣)
あらすじをざっくり説明すると、アメリカ南部の夏。海底地震が契機で、水底から大量の、凶暴なピラニアが現れた。大群で行動し、当然、人間を餌としか見ない。
ビーチでは、助平な祭りが開催されており、湖では地元の高校生の少年が、ガールフレンドとともに、ポルノ監督の撮影の助手をアルバイトで務めようとしていた。
この助平で、アホで、そしてちょっと調子に乗るタイプの、どこにでもいるような登場人物達に、ピラニアの群れは情け容赦なく襲いかかり、凄惨な傷を負わせ、大量の死傷者を発生させる。
アニマルパニックものを通り越し、ほとんどクリーチャー映画である。前述の通り、阿呆な映画なのだが、ホラー映画ファンならば見る価値は大いにある。
オチも決まった。
ジョー・ダンテ監督による『ピラニア』のリメイクだそうだが、オリジナルは未見。こちらも機会があれば見てみたい。
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