ラスト・シフト 最期の夜勤/アンソニー・ディブラシ監督
このところ、ホラー映画運がついている。
ブラッド・アンダーソン監督『アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち』や、
(http://d.hatena.ne.jp/hachibinoneko/20161127)
デヴィッド・ロバート・ミッチェル監督『イット・フォローズ』や、
(http://d.hatena.ne.jp/hachibinoneko/20161204)
ウィリアム・ブレント・ベル監督『ザ・ボーイ 人形少年の館』
(http://d.hatena.ne.jp/hachibinoneko/20161207)
などには少し及ばないところがあるが、それでも十分に面白いB級ホラー映画。上に挙げた映画に少し及ばない、と書いたのは悪霊などのヒロインを脅かす怪異の外見がやや安っぽいからである。
しかし文字通りお化け屋敷と化してしまった建物、そして悪魔のような男が囁くよう(ヒロインの大事なものはすべて破壊される、亡き父との絆、警察官という仕事、ヒロインが警察官という仕事に抱いていた理想と情熱、そしてたぶんヒロインの正気も)このラストシーンにはなんとも言えぬ無残なものを感じる。
新人警官ジェシカは、殉職した父の跡を継ぐように警察官になった女性で、職務に高い志を抱いている。ある夜、彼女は、ろくな引継ぎも受けないまま閉鎖が決まった警察署の夜勤を任される。
やがて夜の警察署に様々な怪異が起こる。ジェシカは電話で助けを求める少女の声を聞き、なんとかして救いたいと考える。だが途切れることのない怪奇現象は、彼女自身の過去ともリンクしており、ジェシカの精神状態を激しく揺さぶるようになっていた。
B級ホラー映画の佳作。
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