ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る
映画であれば、タイトルの前に監督名を書けばいいのだが、ドラマだと製作者の名前を書けばいいのか、製作局の名前を書けばいいのか分からないため、やや雑駁となってしまうが許していただきたい。
製作者ロバート・ドハティ『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』のファーストシーズンをすべて見終わってしまった。イギリスのITVで制作されている歴史ドラマ『ダウントン・アビー』ともども、セカンドシーズンを待つ。
他の海外ミステリドラマで、なにか面白い作品がないか、探す。
ジェリー・ブラッカイマー製作総指揮『CSI:科学捜査班』は、人間ドラマの部分が乏しく、製作者ハート・ハンソン『BONES 骨は語る 』はファーストシーズンが、たった十年前ぐらいの作品であるにも関わらず、人間ドラマの部分がやけに古臭い。あんなにおせっかいな友人は要らない。
三度目に出会ったのが、制作局FOXの『ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る』。
ウィキペディアから、そのまま抜粋すれば、『精神行動分析学者であるカル・ライトマンが、「微表情」と呼ばれる一瞬の表情や仕草から嘘を見破ることで、犯罪捜査をはじめとするトラブル解決の手助けをする姿を描く。主人公であるカル・ライトマンは、実在の精神行動分析学者であるポール・エクマンをモデルにしている。実際にエクマンが体験したことが、そのまま主人公の過去として描かれている部分がある』。
ライトマン博士にモデルがいることは、調べてみて初めて知った。実はこのドラマを見てふと連想したのが、ジェフリー・ディーヴァーのシリーズ・キャラクターの「人間嘘発見器」、心理分析を行う『キネシクス』のエキスパート捜査官、キャサリン・ダンスだった。
現実はどうなのか分からないが、ライトマン達が「微表情」から導き出した結論は、捜査の手助けとなっても、法廷の場では直接的な証拠とはならないらしい。
基本的に一話完結だが、その一話の中に、性質の異なる事件二つが同時進行で行われている形式が珍しい。例えばライトマンが政治的、あるいは国際的な事件で調査を進めるとしたら、ライトマンの共同経営者フォスターは、殺人事件や、おかしなところがある自殺事件を調べるといった具合である。この逆パターンもある。
今はすごく面白いのだが、ウィキペディアでシリーズの行き先を読んでみると、やや不安な面も。
『ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る』のウィキペディアはこちら
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