2016年のベスト

　新しい年が明けてしまい、今更になりますが、2016年のことです。今年は家族がいつの間にかケーブルテレビを導入していたので、ミステリドラマをたくさん見ました。
　読書の方は相変わらず海外ミステリばかり。ジョン・ハート『終わりなき道』、スティーヴン・キング『ミスター・メルセデス』、そしてサンドリーヌ・コレット『ささやかな手記』がベストスリーですが、他にもキャシー・アンズワース『埋葬された夏』、チャールズ ウィルフォード『拾った女』、サンドラ・ブラウン『さまよう記憶』など忘れがたい作品がたくさんあります。
　昨年あまり、というよりほとんど国産ミステリを読んでいないのですが、市川憂人『ジェリーフィッシュは凍らない』はとても良かった。2016年度、名古屋創元推理倶楽部の忘年会の課題本だったのですが、メンバーにも評判が良かった作品です。

終わりなき道 （ハヤカワ・ミステリ） [ ジョン・ハート ]

↑事件の当事者ですら知らない真実。サスペンスの醍醐味を感じさせてくれる一冊。

ミスター・メルセデス 上 [ スティーヴン・キング ]

ミスター・メルセデス 下 [ スティーヴン・キング ]

↑帝王キングの凄みを再認識させてくれた。

ささやかな手記 （Hayakawa　pocket　mystery　books） [ サンドリーヌ・コレット ]

↑とにかく凄惨な物語。

ジェリーフィッシュは凍らない [ 市川憂人 ]

↑謎解きの面白みに満ちた作品。