六ヶ月の花嫁/アン・アシュリー
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「本意ではない結婚」、「相手はハンサムな放蕩貴族」、「密輸絡みの冒険に巻き込まれる」、「もちろんハッピーエンド」というヒストリカルもののハーレクインロマンスのテンプレートのような作品。同じような内容のロマンス小説を、十冊、いや二十冊以上は読んだことがあるような気がする。
だが、決してつまらないわけではなく、作者がベテランだけあって値段だけの面白さはあるし、私も含めてヒストリカルもののハーレクインが好きな読者が求める要素はすべて詰まっている。もう少しページ数があるロマンス小説ほどの深みはないが、代わりに手軽に読める楽しみはある。
アン・アシュリーはハーレクインロマンス系のヒストリカルロマンスの作者の中ではニコラ・コーニックやアン・ ヘリスなどと並んでお奨めである。