キャビン/ドリュー・ゴダード監督
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一切の事前情報を取り入れないよう、気を使っていた映画だった。物語の幕が開いてすぐ、どのような風変わりな趣向がされているか分かるが、それは正解だった。
お約束だらけのジャンルへの愛と自虐。見ていて思い出したのは、ホラーとミステリ、ジャンルは違えど、『名探偵の掟』、『名探偵の呪縛』など東野圭吾「天下一大五郎」シリーズだった。
ネタバレを禁じると、感想がひどく書きにくい映画であるが、挑戦してみる。
休暇。夏を満喫するため、湖畔にある山の別荘に出かける五人組。しかし、彼らに襲い掛かる不気味な影があった。ここまでならばありふれた、ありふれ過ぎているホラー映画なのだが、そんな彼らと不気味な影を見つめている、もう一つの集団があった。
クライマックスでの夢の大競演と大暴れが楽しい。
「あのジャパニーズホラーってなんなんだ。成功していたら、どうなっていたんだ」、「ストックホルムが気になる」、最後に一言、「半魚人で良かったね!」