お気に召さない求婚/サブリナ・ジェフリーズ
お気に召さない求婚―伯爵令嬢の恋愛作法〈1〉 (MIRA文庫)
- 作者: サブリナジェフリーズ,Sabrina Jeffries,山本翔子
- 出版社/メーカー: ハーレクイン
- 発売日: 2012/12/14
- メディア: 文庫
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「伯爵令嬢の恋愛作法」シリーズの第一作。サブリナ・ジェフリーズの作品の中では出来はまあまあといったところ。「淑女たちの修養学校」シリーズや「背徳の貴公子」シリーズほどのインパクトはない、今のところ。しかし官能的ではある。
ヒーローとヒロイン、どちらもシェイクスピアの大ファンなので、出生の秘密、正体を隠した求婚、親の代より続く愛欲絡みの陰謀など、かの大作家の愛好家へのくすぐりがたくさんあるのだろうが、当方にはすべては分からない。
両親の婚姻の手続きがうまく行われなかったゆえ、庶子として辛酸を舐めてきた貿易会社社長のナイトン。彼は父母の婚姻証明書を探すため、部下で親友と立場を入れ替えたうえで、落魄したスワンリー伯爵家に入り込み、三人の娘の誰かと結婚することになる。伯爵の次女ロザリンドは、父親の態度にも、ナイトンと名乗る男とその部下の言動にもうさんくさいものを感じていた。
早くマーガレットとダニエルのロマンスが読みたい。