グレイヴ・エンカウンターズ/ザ・ヴィシャス・ブラザーズ監督
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オーレン・ペリ監督『パラノーマル・アクティビティ』の大ヒットにより雨後に筍が生えるがごとく、あるいは二匹目のどじょうを狙うがごとく、フェイクドキュメンタリータッチのホラー映画がたくさん創造された。
その中には、ジャウマ・バラゲロ監督、パコ・プラサ監督『REC/レック』(http://d.hatena.ne.jp/hachibinoneko/20110416)や
ダニエル・スタム監督『ラスト・エクソシズム』(http://d.hatena.ne.jp/hachibinoneko/20120429)のような傑作、
鶴田法男監督『POV 〜呪われたフィルム〜』(http://d.hatena.ne.jp/hachibinoneko/20120618)のような秀作も生まれた。
しかしながら、やはり大半が流行に乗って造られただけの底の浅いホラー映画、雨後の筍や二匹目のどじょうと言っては、筍やどじょうに失礼な映画が多い。
その中で、このザ・ヴィシャス・ブラザーズ監督『グレイヴ・エンカウンターズ』は、当方の中で、一つの基準となるものだった。つまり、フェイクドキュメンタリーの手法でホラー映画を創造するならば、この『グレイヴ・エンカウンターズ』とせめて同じぐらい面白いか、できうるならばもっと面白いものを見せてほしいのだ。
やらせ心霊番組の撮影隊一行が、いわくつきの精神病院を撮影しているうち、館に閉じ込められ、襲われていくという定番のストーリーである。
本格的な怪異が起きるまでに結構時間がかかり、しかもその怪異の見せ方がだらだらしているため、94分という時間よりも若干長く感じられる。
が、様々な欠点を抱えながらも、この映画、なかなか面白い。色々な恐怖が詰め込まれており、いささか雑然とはしているものの、創造者の人を見るものを怖がらせよう、面白がせようという心意気を感じさせる。
というわけで、なかなか良かった。
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