恐怖/セス・ホルト監督
『妖婆の家』(http://d.hatena.ne.jp/hachibinoneko/20111218)のセス・ホルト監督による、B級ゴシックサスペンス。ジェラール医師役で、クリストファー・リーも出演している。
立て続けに母を失い、親友をも失った車椅子の美少女ペニー。十年前に母と離婚した、南仏に住む父に同居を誘われた彼女は、イタリアから旅立つ。ところが大邸宅には父の姿はなかった。
初めて顔を合わせた父の後妻ジェニーは、父は健康体で出張に行っていると言ったが、空港まで迎えに来てくれた若い運転手ロバートは、父親は病気がちなのに出張に行ったのだと、微妙に食い違う話をしている。
その晩、あてがわれた寝室を抜け出たペニーは倉庫で父の亡骸を見た。しかし、もう一度見たときには死体はなく、誰もペニーの言うことを信じてくれない。家にしょっちゅう出入りしているジェラール医師も、ペニーの精神状態を案じている素振りだ。ペニーはロバートの力を借り、父親が財産目当てにジェニーに殺されたという証拠を掴もうとする。しかし、かえって「気が触れているのではないかと」追い詰められていく。
最後のどんでん返しの連続も、今となっては古風なものだが、ミステリ映画が好きならそこそこ楽しめる。ちょっとした拾い物だった。
実は一番怖いのはDVDの一番怖いのはジャケットの表紙なのだが、ここにアップできなくて残念だ。興味のある向き(怖いイラストレーションが見たい人)は、検索サイトなので探してもらいたい。
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