アール・ヌーヴォーのポスター芸術展
すぐわかる 作家別 アール・ヌーヴォー[アール・デコ]の美術
- 作者: 岡部昌幸
- 出版社/メーカー: 東京美術
- 発売日: 2003/10
- メディア: 単行本
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先日、念願だった「アール・ヌーヴォーのポスター芸術展」へと足を運んだ。
http://www.nhk-p.co.jp/tenran/20100227_105055.html
ポスターという新しい宣伝方法が現れ、十九世紀に発展した……そして時代をともにして起った産業革命のため工業製品の数は増大し、同時に都市文化は爛熟して新しい娯楽を生み、結果としてポスターで宣伝するべき品物はますますと増えて行った。
煙草、ミルク、ココア、サーカス、キャバレー、芝居、美術展、旅行、海運業までポスターで宣伝されているものは様々だったが、今回展示されていたのはどれも百年近く、あるいは百年以上のときが経過した現在でも鑑賞に耐えうるものばかりである。
「このデザインなら、今だってそのまま使用できる」というものさえある。
一番の収穫だったのは、アルフォンス・ミュシャの描いた大女優サラ・ベルナールのポスターを間近で見ることができたことだろうか。
想像していたよりもずっと大きい。そして絢爛としていた。大好きな『メディア』や『ハムレット』、『ロレンザッチオ』などに改めて見入る。幸せだった。
手頃な土産を探し、テオフィル・スタンラン作の『ヴァンジャンヌの殺菌牛乳』というポスターの絵葉書を買う。画家が幼い娘をモデルにした描いたものだ。その時代にようやく商品となった殺菌牛乳を赤いワンピースの幼女が口に運んでおり、それを三匹の猫達が羨ましげに見ている(この画家は猫大好きだったから、こちらも飼い猫がモデルかも)というとても愛らしいもの。ちなみに一番上のリンクから、「アール・ヌーヴォーのポスター芸術展」のサイトに飛んだとき、「イベント構成」のコーナーの上から二段目、右端のポスターがそれである。
額縁にいれて、さっそく壁に飾った。
- 作者: 千足伸行
- 出版社/メーカー: 小学館
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ミュシャ―アール・ヌーヴォーの美神たち (ショトル・ミュージアム)
- 作者: 島田紀夫
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- 作者: 海野弘
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